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苗半作の意味とは?読み方は?

 
農業・稲作・園芸の用語で苗半作という言葉があります。
 
読み方は、「なえはんさく」です。
苗代半作(なわしろはんさく)ともいいます。
 
意味は、
 
『苗を育てるまでで、半分その植物を作り終わったようなもの、
 または半分成功したようなもの』
 
つまり、植物は、苗を育て上げるまでが
とても重要な工程であることを示す言葉です。
 
ヒトにも「三つ子の魂百まで」
(幼い時の性格は、年をとっても変わらないところがある)
ということわざがありますが、それに雰囲気がにている気もします。
 
では、しっかりした良い苗とはどんな苗でしょうか。

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良い苗と悪い苗の違い

 
植物によって違いはありますが、
良い苗と悪い苗には特徴があります。

良い苗の特徴・例

・茎が太い
・葉に厚みがある
・葉色がよい(鮮やかな緑色)
・節間(せっかん・茎の節<葉が出ている箇所>と節の間)が
 つまっている
・葉が密についている
・葉1枚が大きい
・子葉(しよう・最初に出た葉)が残っている、しっかりしている
徒長(とちょう・無駄にのびること)していない
・ひょろひょろと長くのびていない
・下葉(したば・下の方の葉)がしっかりついている
・双葉がきれいにそろっている
・病害虫がついていないもの
病害虫の跡が無い
・根の先端が白い
・土が崩れていない
・根元のぐらつきがない

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悪い苗の特徴・例

・弱々しい
・茎が細い
虫喰い跡がある
・アブラムシがいる
・病気にかかっている
・節間が長く伸びている
・徒長してヒョロヒョロしている
・葉色が薄い、淡い
・子葉が無かったり傷んでいる
・下葉が黄色い、落葉している、枯れている
・葉が黒ずんでいたり斑点ができている
・葉の付き方がまばら
・花がら摘み(咲き終わった花がらを摘む)されていない
・底から見える根が黄色~茶色っぽい
・根がぐらぐらする
・根づまりを起こしている
  
葉の色については、
適切な肥料が施され日にも当たっていれば、濃い緑色になります。
 
徒長を防ぐには、光をよく当て
温度管理が適切にされていると良いのだとか。
 
また、苗の下の方の葉が緑色ではなく
黄色っぽくなっている場合は、
水切れ(水がかれてなくなること)をおこしていることも考えられます。
 

タネ袋の情報をよく読もう

 
良い苗に育てるためには、
その植物がどんな特性をもっているのか
知る必要があります。
 

その情報は、図鑑やネットにもありますが、
 
タネをお店で買った時の
タネが入っていたタネ袋(絵袋)に詳しく書いてあります。
 
例えば、
 
・品種名
・育て方
・花をつけたとき、収穫時の写真
・植物の特性
・まき時
・栽培暦
・採種年月
・発芽温度
・発芽日数
・1袋まくとできるおよその苗の数
・発芽率
・有効期限
・開花時期
・収穫時期
・産地
 
などなど。

おわりに

 
タネ袋は、小さい字のものが多いですが、
植物を育てる上で重要な情報ですので、しっかり読んでおきましょう。

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