メートル法の定義は?歴史は?


私たちは、メートル法を用いて
「メートル」を基準に長さを測定しています。

メートル法は、
“長さの基本をメートルとする”単位の体系です。

これは、日本だけではなく、
世界のあらゆる国・場所で使用されていますが、

1メートルは、そもそも何をもとに定義されたのでしょうか。

また、日本でメートル法が採用されるまで、
どういった歴史があったのか調べてみました。

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メートルの定義は


日本では、

国際単位であるSI単位系を基に、
メートル法を使用しています。

SI単位系(単位の定義)は、
国際度量衡総会で決議されている
国際的に合意された単位系です。


そのことは、

日本の法律としては、
メートル条約に基づき計量法で定められていました。

SI単位系で、
メートルの定義は、

 1 秒の 299 792 458 分の 1 の時間に光が真空中を伝わる行程の長さ

としています。

その時間に光が進む長さ、ということですね。

真空中、とありますが、
光は、空気があるところや
水の中などでは進行速度はかわってくるので、
真空としています。


そしてこの定義は
2016年7月現在のメートルの定義なのですが、

科学の発展などにより、その定義は今後更新されることも。

例えば、

もともとメートルの定義は

地球の北極から赤道までの距離の1000万分の1としていました。

しかし、

その後の技術の進化によって、再度計測したら
北極から赤道までの距離に誤差があることがわかったのです。

誤差の分のメートルの長さの調整はせず、
かわりに定義を変更することになり、現在の定義になりました。

定義を変更することで、より普遍的になり、
実際の長さとしての精度もあがっているそう。

ちなみに、

「メートル」という言葉は造語で、
古代ギリシャ語の「測る」(メトロン)からきています。

メートル法、メートルの歴史(年表)


メートル法は、フランスで生まれました。

1790年 フランスの国民議会で、タレーランが
    メートル法設立の考えを訴える


1795年 フランスでメートル法が創られる
    
   ※ 1メートルの定義としては、
   「子午線(赤道を直角に通る大円)の4分の1」(北極点から赤道まで)
    の1000万分の1とする


1799年 北極点から赤道までの測量をもとに、フランスで
    メートル原器(メートルの標準器)ができる


1875年 パリで、17カ国の代表によりメートル条約成立・締結

    ※メートル条約:国際的な単位系の確立と
     メートル法の普及を目的とする


1885年 日本がメートル条約の加盟手続きを終える


1889年 第1回国際度量衡総会で、メートル原器が承認される


1891年 日本で度量衡法が公布
  
    ※度量衡法でメートル法が公認される


1921年 メートル条約が改正

    ※メートル法以外のあらゆる物理量の標準化も奨励するように


1951年 日本で度量衡法にかわり旧・計量法公布
    
    ※日本でメートル法が完全実施


1960年 国際度量衡総会が、メートル原器の破損などによる損失を避けるため、
    光の波長(物理現象)に基づいて再定義

    ※ 1メートルの定義としては、
     「クリプトン86元素が真空中で発する橙色の光の
      真空中における波長の1650763.73倍に等しい長さ」とする


1983年 国際度量衡総会で、メートルを再定義

    ※ 1メートルの定義としては、
    「1 秒の 299 792 458 分の 1 の時間に光が真空中を
     伝わる行程の長さ」とする


1992年 日本で新・計量法公布

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