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マイケル・ファラデーの名言は

 
電磁誘導の発見やベンゼンの発見など
19世紀最大の実験物理学者といわれる
マイケル・ファラデー
 
彼の残した名言には
どんなものがあるでしょうか。
調べたものをいくつか紹介します。
 
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名言「ただのマイケル・ファラデーで」

ファラデー
「チンダル君、私は最後までただの
 マイケル・ファラデーでいなくてはならない。」

 
“チンダル君”とは
ファラデーのもっとも親しい友人の一人だったそうです。
ファラデーと同じ王立研究所に勤め、
ファラデーの後継者でもあったよう。

発見者ファラデー』という著作も残しています。
 

そして“チンダル君”に話したこの言葉は、
ファラデーが、
ロンドン王立研究所の会長に就任してほしいという要請を受けた際、
辞退する意向を示したときの理由として使われた言葉です。
 
ファラデーにとって、研究所の会長という立場は、
実験、研究のために必要のない名誉だったからこそ
この言葉が出たのではないかと言われています。
 
実際、ファラデーは、王立研究所の所長の立場や
騎士の称号についても辞退したそう。
 
『物理学天才列伝 上』(ウィリアム・H・クロッパー著)には、
実験する事に対して、
「事実なら信用できた。」「実験をしなければ私は用なしだ」
「それでも続ける。何が出来るか誰にも分からないからだ。」
と話していたとあります。
 

名言「あらゆるものの中に良きものを見いだせるもの」

ファラデー
「実際、物理学という科学ほど、
 人の頭にぴったりわかる学問は、他にありません。

 全く、人々にこれらの諸法則の作用の見通しを得させ、
 自然現象の中の最もつまらないようにみえる現象についても
 興味をおこさせる知識を与え、

 そして観察力のすぐれた学生に、
 木々のうちに言葉を、
 流れる小川の中に書物を、
 岩や石のうちに教えを、
 あらゆるものの中にに良きものを見いだせるものは
 物理学以外に何もないのでありましょう。」

 
これは、ファラデーの著作『力と物質』にある言葉です。
 
現在進行形で物理学を学ぶ学生などにとっては
物理学は、理系教科の得意不得意の別れる一分野としか
考えていない人も多いかもしれません。
 
しかし、このように物理学をファラデーに語ってもらうと
とても生き生きしたものになります。
 
ファラデーが物理学をどのようにとらえているのか
よくわかる文章ではないでしょうか。
 

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名著『ロウソクの科学』

 
マイケル・ファラデーは
大人だけでなく子供にも向けて、
科学の講話を長年行っていました。
 
『ロウソクの科学』というファラデーの著作は、19年継続した
子供と大人たちへのクリスマス講演をまとめたものです。
 

(↑リンク先:楽天市場)
 
その中のファラデーの言葉をいくつか紹介いたします 。

・この宇宙をまんべんなく支配するもろもろの法則のうちで
 ロウソクがみせてくれる現象にかかわりをもたないものは
 ひとつもないといってよいくらいです。

・人の命とロウソクとの関係は、
 “詩的感覚の中だけで真実”なのではありません。

・何かひとつの結果をみたとき、ことにそれが
 これまでとちがうものであったとき、皆さんは、
「何が原因だろうか。何でそんなことがおこるのだろうか」と
 疑問をもつことを、いつでもお忘れないことを希望いたします。
 こんなふうにして皆さんは、
 長いあいだに真理を発見していくことになります。

 
ファラデーの才知と熱意にあふれたこの著作は、
名著として現代も読み継がれています。
 

おわりに

彼の伝記を読んでみるのも面白そうです。

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