シティーハンター(テレビアニメ版)の最終回は
どんなあらすじ・内容だったのか簡単にまとめてみました。
(ネタバレあり)
シティーハンターのテレビアニメ版シリーズといえば
単発を除くと
・シティーハンター(1987~1988年)
・シティーハンター2(1988~1989年)
・シティーハンター3(1989~1990年)
・シティーハンター91’(1991年)
が放映されています。
冴刃 獠(さえばりょう)の相方、
槇村 香(まきむらかおり)が最終的に
命を落としたという事実があると聞きましたが
アニメ版ではどうだったのでしょうか。
結論からいうと、
テレビシリーズの最終回では
獠も香も死ぬことなく、
いつでも続編ができるような形で終わっています。
ちょっと調べたところ、
漫画版の最終回も、2人とも健在のまま終わるのだとか。
(漫画版最終回はファルコンの結婚式が描かれるそう)
シティーハンターの続編作品(パラレルワールド)となる
漫画「エンジェル・ハート」の序盤で
香がすでに死んでいることが判明し、
(シティーハンター最終回と エンジェル・ハート1話での間で
香が死んでいることになる)
エンジェル・ハートの話が進んでいくと
死の詳しい状況が語られるとのことです。(死因:交通事故)
話はそれましたが
シティーハンターテレビシリーズの
各最終回のあらすじを簡単に紹介いたします。
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シティーハンター(第1シリーズ)最終回のあらすじ
シティーハンター(第1シリーズ)の最終回は第51話です。
第50話からの前後編になっていて
タイトルは
「史上最強の敵!! 獠と香のラストマッチ(後編)」
となっています。
前編(第50話)からの内容としては
犯罪組織ロードスマフィア と
獠、香、冴子、麗香(冴子の妹)、海坊主らが
戦う話でした。
その犯罪組織ロードスマフィアは、
獠の親友でパートナーだった槇村が生前追っていた
麻薬取引の組織でした。
麻薬取引の会場である仮面パーティーの会に、
獠や香も参加しますが
(自分の正体を明かさないままですが)
獠と結婚の約束のようなものを取り付けるのも見所です。(前編)
香がマフィアに連れ去られてしまいます。
貨物船に監禁された香を追う獠。
犯罪組織ロードスマフィアの殺し屋には勝ったものの
爆弾がセットされた船内 に獠と香は
閉じ込められてしまいます。
「オレは槇村(香の兄)に約束したんだ
必ずお前を助けるって」
と香を説得し、
壁の向こうにいる香 を逃がして
一人船内に残る獠でしたが
最終的には獠も爆発から逃げ出すことができました。
香が、
“死にゆく兄が実は獠だった”という
奇妙な夢を気にしていた回ですが、
香にとって獠が、
兄と同じくらい大切な存在になっていることを暗示する
大切な回だったと思います。
シティーハンター2 最終回のあらすじ
シティーハンター2の最終回は第63話。
第61話からの前・中・後編になっていて
タイトルは
「グッドラック マイ スイーパー 二人のシティストリート(後編)」
となっています。
前編(61話)からの内容としては
獠と香が
ブラッティー・マリー( アメリカでの獠のかつての相棒 )を助けるというものでした。
マリーは、はじめ油断している獠を殺そうとします。
でもそれは
獠とマリーを恨む クライブ という男によって
今のマリーの相棒エリック(マリーを裏の世界から表の明るい世界に連れ出した)を 人質 にとられているためでした。
どうしても獠を殺せないマリーは
強引に同行した香と2人でクライブのアジトにのりこみます。
獠とマリーを相討ちさせようとするクライブでしたが、
ファルコンの破壊工作のおかげもあってエリックを救出し、
クライブを逮捕することができました。
エリックがまた危険な目に合わないよう
マリーはエリックから離れようとしますが
「好きな人との苦労なら、どんな苦労でも乗り越えられるんじゃないかしら」
と言う香に背中を押され、
マリーはエリックと共に生きていく覚悟を決めるのです。
この回で大事なのは
獠の過去が初めて明かされることです。
獠は小さい頃、家族で飛行機事故に遭って
なんとか1人で ジャングルのゲリラ部隊 にたどり着き、
そこで戦闘員として育てられたのでした。
獠の最初のパートナーはゲリラの同志だった男(マリーの父親)でした。
幼すぎて、自分の誕生日さえ知らなかった獠に
“獠の誕生日は、香と初めて会った3月26日”とし、歳は30と決めた香。
過酷な過去にショックを受けるより
話してくれなかったことがショックだったという香に
獠のパートナーとしての心の成長を感じさせます。
シティーハンター3の最終回のあらすじ
最終回は第13話。
第12話からの前・後編になっていて
タイトルは
「グッバイCITY さよならの贈りもの(後編)」
となっています。
前編(12話)からの内容としては
獠が、ロバート(かつて獠が命を奪った)の恋人である
ソフィーに命を狙われる話です。
ソフィーは、獠と勝負するため
香を人質にとりますが、
ロバートと獠が親友 であり、お互いプロとしての仕事を全うした結果だったことを知って、とまどう姿を見せます。
ロバートが探り出していた要人暗殺計画の
マイクロフィルムを追ってきた、
犯罪組織ギネスからも狙われ、
廃ビルで銃撃戦にもなりますが、
これは獠とソフィーたちの勝利。
いざソフィーと獠の勝負になったとき、
香が身をていして獠を守る姿 を見て、
ソフィーは泣きながら、勝負を思いとどまったのでした。
香のその行動からもわかるように、もうすっかり
お互いなくてはならない存在になっているのを感じさせます。
シティーハンター’91の最終回のあらすじ
シティーハンターの最終回は第13話で
タイトルは
「鎮魂のララバイ 遠い国から来た貴公子」でした。
内容としては
ハンス (“地獄の貴公子”と呼ばれる殺し屋)が所属していた組織と
戦う話です。
余命3カ月と宣告されているハンスは、
自由のきかない組織で、そのボスを殺してしまい
母の故郷である日本 へ逃げたところ獠と香に会うのでした。
ハンスは、
ハンスを追ってきた組織との戦いで撃たれ重傷を負います。
それでも
亡くなった 母親の面影を香に 感じていたハンスは
「日本に来てよかった、本当に」とつぶやいて
永い眠りについたのでした。
香の母性を意識させる感じが
エンジェル・ハートに良い感じでつなげているのかな…と思いきや、
エンジェル・ハートの漫画の連載は2001年からなので
全然関係ありませんでした…
その後、テレビアニメとしては、単発で
・シティーハンター ザ・シークレット・サービス(1996年)
・シティーハンター グッド・バイ・マイ・スイート・ハート(1997年)
・シティーハンター 緊急生中継!? 凶悪犯冴羽獠の最期(1999年)
が放送されています。
おわりに
最終回ごとに獠と香の絆がどんどん強くなっているのがわかります。フランスで実写映画化した
『シティーハンター THE MOVIE 史上最香のミッション』も楽しみです。
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