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おもひでぽろぽろでタエ子が乗る電車は

 

ジブリ映画の『おもひでぽろぽろ』は
主人公タエ子が山形へ向かう際に
寝台列車を使用しているのが印象的でした。

 

その電車が実在していると聞いて調べてみたところ、
寝台特急『あけぼの』という列車でした。

 

タエ子が作中、その電車に乗ったのは1982年(昭和52年)ですが
実際の『あけぼの』は、
2014年に定期運行が廃止となっています。

 

では、そのタエ子が乗った寝台特急『あけぼの』が
どんな電車だったのか、簡単に紹介いたします。

 

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寝台特急『あけぼの』のあゆみ

 

タエ子が乗った「あけぼの3号」は、
上野発22時24分、終点秋田は翌朝7時31分着で、
タエ子が下りた山形は、3時51分(早朝)着のものだったそうです。

 

<寝台特急『あけぼの』のあゆみ>

・1970年(昭和45年)7月1日 臨時寝台特急として上野 – 秋田間で運行開始
           (毎日1往復
・1970年10月1日 上野 – 青森間で定期運行開始
・1973年10月1日 上野 – 秋田間で1往復増発
・1982年夏 作中タエ子(27歳)が乗車(B寝台の車両)
・1982年11月 毎日3往復(上野 – 青森間2往復、上野 – 秋田間1往復)運行
・1988年3月13日 青函トンネル開業 ダイヤ改正時で減便(2往復に)
・1990年9月1日 山形新幹線着工により1往復分が列車名を「鳥海」に変更し
        高崎線・上越線・信越本線・羽越本線経由となる
    残る1往復分の「あけぼの」も経路を東北本線、陸羽東線および奥羽本線経由に
・1997年 秋田新幹線開業に伴って
   東北本線、陸羽東線および奥羽本線経由の「あけぼの」は廃止となり、
   「鳥海」が「鳥海」のルートで「あけぼの」に改称(1往復
・2002年1月 「ゴロンとシート」を8号車に設置
    “あけぼの・はくつるに特急指定席「ゴロンとシート」新登場!” (JR東日本HPへ)
・2002年12月 上野から青森間で唯一の直通夜汽車となる
・2014年3月15日 ダイヤ改正で「あけぼの」の定期運行終了(臨時列車化)
・2015年1月4日以降 臨時運用もなくなり事実上の廃止

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ウィキペディア あけぼの(列車)へ

 

 

この年表から、
タエ子が寝台特急『あけぼの』を使用していたころは、
1往復分増発されるなどということもあり、
『あけぼの』の全盛期だったことがわかります。

 

当時、東京から東北への移動するには、かなりの時間がかかっていますから
日中の電車ではなく、夜行を選択する人も多かったのでしょう。
寝台車はなくてはならないものだったようですね。

 

『おもひでぽろぽろ』作中、
上野駅の中央改札口に列車案内版が並び、
22時を過ぎても家族連れや大きな紙袋、荷物を持った人が行き交う様子が描かれていましたが、
さすがの再現度だったようです。
(参考文献:完全保存版 アニメと鉄道 など)
27歳のタエ子にとっては「今」ですが、
2019年の今、映画を観返したら、寝台列車が第一線で活躍してた「時代」が観られて、
なんだか不思議な気持ちになるかもしれません。

 

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おわりに

 

今は新幹線の登場で、
東京から山形までは3時間ほどで行けるようになり、
東京から東北への移動も主流は寝台列車ではなくなっていますが
『あけぼの』に愛着がある方も多いらしく、
現在は、秋田県にある小坂鉄道レールパークで、
『あけぼの』で使用されていた車両を使用した「列車ホテル」が営業されています。

 

小坂鉄道レールパークへ

 

40年以上親しまれてきた寝台特急『あけぼの』は
『おもひでぽろぽろ』以外にも、
実写映画 20世紀少年や、
2005年のテレビドラマ 『逃亡者』など にも登場しています。

 

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