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明智光秀と本能寺の変、アニメでは‥ 

 
戦国時代の武将をあつかったアニメはとても多いです。
 
その中で、明智光秀の織田信長への謀反(本能寺の変
についての解釈や、描かれ方が、
作品によって色々あっておもしろいので、
今回はその中から3つ紹介したいと思います。
 
ネタバレもすごいし、
1回しか観てないので内容がうろ覚えのところもあるので
まだ観ていないタイトルなどがある方は注意して下さい。

 

へうげもの(原作は漫画です。作者:山田芳裕さん)

作品概略

この作品は、美しいもの(茶器や美術品など)には目がない
数寄者・古田左介(織部)が主人公の物語で、
 
「美」や「数奇」に対する欲に翻弄される武将の姿など、
教科書とはまた違った視点から戦国時代を描いている作品です。

本能寺の変

私が中学校の頃、明智光秀と言えば…
 
『信長に大きく貢献していたのに、
 信長が(何の考えがあってか)周りの家臣よりも
 光秀に冷たくあたったことで光秀が恨みを溜めこみ、

 その怒りから信長に謀反をおこした』
 
と教えられて(覚えて)いました。
 
そしてその謀反に怒った信長の忠臣、豊臣秀吉が
信長の敵討ちとして光秀を討つ―と。
 
しかし「へうげもの」では、
信長を討つ本能寺の変で暗躍していたのが、
実は豊臣秀吉だったと描かれているのです。
 
確かに「へうげもの」内でも
光秀は信長のやり方を
必ずしもよくは思っていませんでした。
 
それでも、光秀が決起する決意を固めるのに
秀吉の言動は大きく関わっており、
 
結果、秀吉の謀略に追い込まれた形で
明智光秀は本能寺の変の主犯に仕立て上げられたのです。
 
信長の忠臣どころか、
天下を獲りたい秀吉の、してやったりという展開に。
 

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表向きは史実通りなので、
「へうげもの」をみた後は、個人的に
もう信長を倒したのは秀吉だという方がしっくりくるくらいです。
 

戦国乙女 第10話「心中乙女」

 

作品概略

この作品は、現代に暮らす普通の中学生
日出佳乃(通称「ヒデヨシ」)が、

異世界へ飛ばされて、
帰れなくなる所から始まります。
 
その異世界とは、歴史でいう戦国時代みたいなのですが、
織田信長も今川義元もみんな女の子とだった…という、

概要だけ読むと、じょしらく風に言って
『女の子のかわいさをお楽しみ頂くための…』
という感じなのですが、
話の展開はしっかりしていておもしろかったです。

本能寺の変

その世界は武将どうし、
わりとみんなの仲が良かったのですが、

異世界から来たヒデヨシをかわいがる
織田ノブナガ(女)に対し、
明智ミツヒデ(女)は、

話数を重ねるごとに、嫉妬という心の闇をかかえていきます。
 
そしてついに第10話。
 
その心の闇がミツヒデの中で爆発し、
ノブナガと心中(しんじゅう)しようと

ミツヒデは
ノブナガのいる本能寺に火を放ってしまうのです。
 
本能寺で炎につつまれた中、

ミツヒデが火を放ったとは微塵も考えないノブナガ
ミツヒデを見つけてこう言いました。
 
「ミツヒデ、敵はどこだ!?」←ちょっと台詞うろおぼえです

ミツヒデを信頼しきったノブナガのその言葉にはっとし、

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涙を流しながら答えた
ミツヒデの次の言葉が秀逸でした。
 
「敵は…本能寺に…私の、心の中に…」
 
“敵”を、自身の心の闇とし
“敵は本能寺にあり”と上手くリンクさせた詩的なこの表現は

話の展開も上手くまとめていると思います。
 
私にとって心に残る台詞になりました。
 
ちなみに、その作品ではその後、
ノブナガもミツヒデも死なずに仲良く暮らしています^^
 

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戦国コレクション  19話「Vengeful Fang-IS」

作品概略

この作品は、(主に)戦国武将(全員女)が
現代にとばされて、
それぞれがとばされた先で奮闘する話です。

一話毎に話の雰囲気や
絵柄までがガラッと変わることがあったり、
それぞれの話について
既存の映画がモチーフとみられることもあったりと、
(4話は「女囚サソリ」 5話は「ボウリング・フォー・コロンバイン」など)
 
わかる方には2倍おもしろい作品になっています。
ほぼオムニバス形式なので、
19話だけみても、たぶん内容はわかるかと。

本能寺の変

明智光秀の回、19話は、
見ようによって色々発見や解釈がある回なのですが、

光秀は、最終的に

“信長を討ったこと”について
ずっと自分をせめつづけていた…

というように描かれてい(たようにみえ)ました。
 
「本能寺の変」の様子は描かずに、
信長を討った光秀の、
心の葛藤が描かれているのです。
 
それは、夢にみてしまうほどに、
記憶を失って、自分が誰だかわからなくなってしまうほどに
本能寺の変は光秀を苦しめたという解釈ができます。
 
19話の話の展開が
心の内面・心の旅を描いているということは、
その話の最後の最後にわかるのですが、

最後は
「あたしが、あたしが信長様を…」と

最後は光秀の涙と、悲鳴にならない悲鳴で終わり、

事実上天下をとった、謀反が成功したという喜びよりも
苦悩・後悔とみえる方に焦点があたっていたのが新鮮でした。

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