当サイトは、アフィリエイトプログラムを利用しています。

「ちはやふる」の意味は

 
アニメのタイトル「ちはやふる」は、
百人一首のかるたの札の歌のひとつである、
 
「ちはやふる かみよもきかす たつたかは からくれなゐに みつくくるとは」
(ちはやぶる神代もきかず龍田川からくれなゐに水くくるとは)
 
から来ています。
 

「ちはやふる」から始まるこの歌は、
在原業平朝臣(ありわらのなりひらあそん)がよんだもので、
意味としては、色々解釈はあると思いますが、
 
「神々の時代(大昔)でも、
 こんなふうに紅葉で赤くなった美しい龍田川なんて、聞いた事もない」

 
と情景をうたっている意味がある他、
恋に身を焦がす歌として解釈されることもあります。

 

“ちはやふる”は、“神”の枕詞(まくらことば=和歌などで語調を整えたりする言葉)。
 
「神通力のような」「勢いの強いさま」というような意味で、
「ちはやふる」のストーリーの中で
主人公の千早は、
“自分の名前がある「ちはやふる」の札が好き”と語る場面もあります。
 
 
まるで「神」のようにぐんぐん伸ばしていく千早のかるたの才能や、
かるたをどんどん好きになって、「勢いよく」ぶつかっていく千早の様をみていると、
この「ちはやふる」のタイトルがぴったりのような気もします。

 

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

スポンサーリンク

「ちはやふる」公式和歌ガイドブック ちはやと覚える百人一首 早覚え版 (KCデラ…
価格:770円(税込、送料無料) (2020/4/10時点)

(↑リンク先:楽天市場)
 
ただ、

原作の漫画では、
「ちはやふる」というタイトルの本当の意味が示されるのが
コミックス第11巻でした。
 
 
かるた部の大江 奏(おおえ かなで)が
「荒ぶる」ような勢いとは違う
「ちはやふる(千早振る)」の勢いの意味を、
独楽(こま)に例えられて語っています。
 
   参考:【送料無料】ちはやふる(11)(リンク先:楽天ブックス)

 
アニメでその「ちはやふる」の説明があったのが第2シーズンの第7回目。
大江 奏(かなちゃん)の台詞を耳コピで紹介しておきます。
 
 
 「いいですか、
  ちはやぶるという言葉には、色んな訓読み表記があって、
  諸説ありますが、
  私がイメージしやすいと思ったのは、“千早振る”と“荒ぶる”を
  対(つい)で考える説です。」

 「両方とも神の力をあらわしているんですが、
  “荒ぶる”が悪い神の力なら“千早振る”は正しい神の力です。
  どちらも勢いの強さをあらわすものの、その性質は全く違います。

  “荒ぶる”はバランスの悪いぐらぐらな回転だとするなら
  “千早振る”は高速回転するまっすぐな軸のコマ
  なにが触れてもはじきかえされる安定した世界で、
  まるで止まっているかのように見えながら
  前後左右上下、どこにも偏りなく力が集中している状態-‥。」
 
 
これから、千早は、本当の意味の“ちはやふる”にも近づいていくんでしょうね。
 

 

▼関連記事▼

調べるとおもしろいアニメの豆知識

スポンサーリンク

コメント