今回は、料理アニメ(グルメアニメ)と呼ばれるジャンルで、
これまでにどんな作品があったのか、
調べて簡単にまとめてみました。
まだ私自身観ていない作品もありますが、料理アニメの中でも
・料理対決系
・ホームドラマ系
・本格系
・食育系
・レストラン系
などに大別することもできるのではと思っていますので、
各作品、それらのどの要素があるかについても括弧で表示しています。
1980年代
主な作品
・ミスター味っ子(勝負・料理対決要素)1987年10月~
・格闘料理伝説ビストロレシピ(ファンタジー要素、料理でバトル要素)1987年10月~
・美味しんぼ (料理対決要素、本格要素、うんちく要素)1988年10月~
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概要
『ミスター味っ子』は、調べた限り、
料理アニメ史上最古の作品でした。原作は漫画です。
この作品は、
料理を食べた時のリアクションの大きさについてが特に有名ですが、
実際に真似できそうな料理も多く、お好み焼きに山芋を入れる描写などは、
現実の私たちの食卓にも影響を与えています。
参考:「怒り新党」で放映「新三大ミスター味っ子味皇のグルメリアクション」徹底解説!
(↑リンク先:exiteニュース)
この年代の他の作品としては、
ゲーム原作の『格闘料理伝説ビストロレシピ』などがあります。
漫画原作の『美味しんぼ』は、
社会人が主人公の、本格料理アニメで、
究極・至高の料理を目指す登場人物による
料理、食材についての鮮やかなうんちく話の内容や、料理人の手の動きなどは、
大人が観ても引き込まれるものです。
1990年代
主な作品
・クッキングパパ(ホームドラマ要素)1992年4月~
・中華一番!(修行、料理対決要素)1997年4月~
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(↑楽天ブックス)
概要
『クッキング・パパ』は、
温かい家庭、会社でのほっこりする話をベースにしながら
実際に作れる家庭料理が登場します。
料理対決などは特にありません。
当時、19時からのゴールデンタイムの放送ということもあり、
子供から大人まで愛された国民的アニメだったといっても良いのではないでしょうか。
『中華一番!』は、清朝末期(19世紀)の中国を舞台にした
主人公の成長物語です。
料理としては、再現可能なものも多い中、
アニメ(フィクション)ならではの、ダイナミックな演出
(包丁で切った食材が宙に飛んで、中華鍋に入るなど)も観られます。
2000年代
主な作品
・焼きたて!! ジャぱん(料理対決要素)2004年10月~
・味楽る!ミミカ(ファンタジー要素、食育要素)2006年4月~
・魔法食堂チャラポンタン(ファンタジー要素、癒し要素)2006年~
・西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~(レストラン要素)2008年7月~
・クッキンアイドル アイ!マイ!まいん! (ファンタジー要素、食育要素)2009年3月~
・夢色パティシエール(ファンタジー要素、対決・成長要素)2009年10月~
・リストランテ・パラディーゾ(レストラン要素)2009年4月~
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概要
2000年代からは、
『味楽る!ミミカ』『クッキンアイドル アイ!マイ!まいん!』などの
子供向け食育要素が入ったアニメが登場しています。
いずれも、NHK教育番組でした。
他、『西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~』や
『リストランテ・パラディーゾ』などのレストランを舞台にした
漫画原作の作品もアニメ化されています。
アニメ制作本数が昔に比べて増えた時代でもあるからか、
料理アニメも多様化し始めたといってよいでしょう。
もちろん『焼きたて!! ジャぱん』という
食べた人のリアクションが光るグルメアニメも健在です。
2010年代
主な作品
・夢色パティシエールSP プロフェッショナル(ファンタジー要素、成長要素)2010年10月~
・トリコ(ファンタジー要素、バトル要素)2011年4月~
・おにくだいすき! ゼウシくん (肉宣伝要素)2014年1月~
・目玉焼きの黄身 いつつぶす?(食べ方要素、日常要素)2014年8月~
・JKめし!(日常要素)2015年10月~
・ワカコ酒(食べ方要素、日常要素)2015年7月~
・英国一家、日本を食べる(食べ歩き要素)2015年4月~
・食戟のソーマ(料理対決要素)2015年4月~
・幸腹グラフィティ(日常要素)2015年1月~
・だがしかし(日常要素)2016年1月~
・パンでPeace!(日常要素)2016年4月~
・甘々と稲妻(ホームアニメ要素)2016年7月~
・ピアシェ~私のイタリアン~(レストラン要素)2017年1月~
・食戟のソーマ 弐ノ皿(料理対決要素)2016年7月~
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概要
放送時間が従来の30分ではなく、5分ほどの短い作品も多いですが、
2000年代よりもさらに本数が増えました。
2012年に放送を開始した実写ドラマ『孤独のグルメ』
(漫画が原作・主人公が店で食事をする様子をメインに描く)の
ヒットもあってか、
日常の献立のみならず、だがしからお酒のおともにいたっても
特に食べる仕草や、食べ方に力を入れた作品、日常の食事あるあるを描いた作品が
登場しています。
料理を食べたあとのリアクションは、
おおげさなものでなくても、
食べた後の幸せそうな顔が描かれることが、作品の人気にもつながったりしているようです。
『食戟のソーマ』など料理対決要素があるアニメも相変わらず人気でした。
おわりに
料理アニメではないですが、ジブリ映画の食事シーンも人気が高いです。
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