ピノキオの最後 ディズニーと原作の違いは

名作アニメ映画として有名なディズニーの「ピノキオ」。

原作はカルロ・コッローディ作の「ピノッキオの冒険」(1883年)です。

ディズニーの映画を観たあと
原作が気になって読んでみたのですが
最後が違ったので簡単に紹介いたします。

ピノキオが人間の子供になることは変わらないのですが

一番大きなラストの違いは

人形(ピノキオ)がそのまま変身して人間の子供になるのか、

人形が動かなくなり
分身のような形でピノキオが人間の子供になるのかだと思います。

ディズニーのピノキオの最後

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ディズニーのピノキオは、
世間知らず、という感じを受けました。

悪知恵の働く大人の言われるがままに、
ふらふらと騙されてしまう展開が続きます。

しかし、最後は

大切なゼペットさんを
勇気を持って
クジラのお腹の中から救い出し

女神さまに認められて
人間の子供に生まれ変わることができました。

ゼペットさんも、ピノキオも、
家族のフィガロ(猫)やクレオ(金魚)も大喜びで踊りだします。

良心役として奮闘した
コオロギのジミニークリケットにも
ブルーフェアリー(妖精)から
金のバッジが与えられて
報われて終わったのも有名なシーンです。

ラストに『星に願いを』の曲が流れ
全体としては
願いが叶った素敵な物語としての
印象が強い感じでした。

原作のピノキオの最後

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原作のピノキオは

心の奥底には優しい気持ちがありながらも
楽しいこと、ラクをすることを優先する気持ちが

ディズニーのピノキオより
強いような気がしました。

怠惰な心をなかなか改心しきれず、
危険な状況から命からがら抜け出す場面も
何度も出て来ます。

それでも最後の展開としては

ピノキオがサメ(原作ではクジラではなく鮫)
の中にいるゼペットさんを助け出し

弱ったゼペットさんにあたたかいミルクをあげるために
これまでずっと避けていた労働も
すすんで行うようになります。

その行いが
仙女さま(ディズニーのブルーフェアリー)に
認められて、ピノキオは
人間の子供としての肉体を授かりました。
 ※コオロギは登場しますが、仙女さまから「良心」役はお願いされません

そして原作の最後では、

ゼペットさんと、
人間の子供になったピノキオが、

動かないあやつり人形(ピノキオの元の体)が
イスに寄りかかって、だらんと腕を下げているのを

ゼペットさんと、
人間の子供になったピノキオが、じっと見つめている場面があります。
   ※ディズニー版は人形の体がそのまま人間になったので、この場面はありません

これまでのピノキオの体であったあやつり人形が
そのまま残されて、
それを見つめるピノキオがいることで

“人間と、動くあやつり人形の違いとは・・・”を

読者に思い返させるような
最後になっているのではないでしょうか。

自分の欲望や、色んな人間が生きている社会の
様々な思惑に、
正に、操られるようにふらふらしていたピノキオは

周りの、先人達の忠告を聞く耳を持ち
人間社会で生きていくには
どうするべきかを身に付け始めて、人間の子供になりました。

ディズニーのピノキオより、原作は
教訓的な内容にもなっている感じがします。

でもどちらの終わり方、まとまり方も好きです。

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