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弁慶の泣き所の場所は?なぜ痛いのか

 
弁慶の泣き所(読み方:べんけいのなきどころ)」という言葉があります。
  
その場所はどこかというと、
人体の脛(すね)の前側の部分で、
正式名称でいうと、「向こう脛(むこうずね)」のことです。
 

 ※向こうずねの場所

   (すね)と向こう脛(ずね)は、同じ部分のようですが
   本来厳密にいえば、違う場所を指すそうです。

   は、ひざの下から足首までの部分で、
   前面(ひざ側)も、ふくらはぎも含めた部分を言いますが、
   向こうずねというと、膝から足首までの部分で、
   前面(ひざ側)のみを言います。

   この場合の「向こう」というのは、
   相対する人に向かって前側、という意味で使用します。
   “相手に向かう側”のスネ、ということですね。

 
豪傑と知られる歴史上の人物である
武蔵坊弁慶でさえも、
ここを強打されたり、せめられたりしてしまうと
泣いてしまうほど痛いであろうということから、
向こうずねは、「弁慶の泣き所」と言われるようになりました。

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向こうずねは、ダメージを負いやすいという意味で
人体の急所のひとつでもあります。
  
また、文脈によっては、向こうずねに限定せず、
唯一の弱点」を意味することもあります。
  

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なぜ弁慶の泣き所は痛いのか

 
では、なぜ
向こうずねを打つとこんなに痛いのかというと、
向こうずねの部分は、
皮膚の下に筋肉がないからです。
  
人体は、だいたいの部分が
皮膚の下には、まず筋肉があります。
  
皮膚があって、その内部に筋肉があって、
さらに内部に骨があるのです。
  
しかし、向こうずねの部分は、
皮膚の下には筋肉がなく、すぐ骨にあたります。
  
そのため、
皮膚と骨の間を通る「神経」に
衝撃が届きやすくなってしまうのです。
  
自分の向こうずねを触ってみると、
柔らかくなく、確かに骨の形がわかるほどですね。
  

おわりに・弁慶の泣き所はもうひとつある

 
弁慶の泣き所は、
向こうずね以外に、もうひとつあるそうです。
  
それは、
中指の第一関節から先の部分(爪側)。
  
なぜかというと、
手を開いた状態で中指の第二関節のみを手のひら側に曲げると、
中指の第一関節から先の部分に力が入らなくなるからです。
  
それは、例え弁慶であっても、
どうにもならないことから、
「弁慶の泣き所」と言われているのだとか。

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