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柳川の名物は?おすすめの食事を紹介

柳川市(福岡県)の名物と言えば

・うなぎせいろ蒸し
・柳川鍋
・街中の川下り

が有名です。

それぞれの由来や、特徴、実際に食べられるお店などを紹介します。
柳川観光に行くときの参考になればと思います。

柳川 名物

  check>>九州観光 おすすめの過ごし方いろいろ

 

柳川ってどういう街?

柳川は、福岡県(九州)のだいぶ南の方にあります。

福岡市が北の方にありますが、
久留米ラーメンで有名な久留米市よりも南で
福岡市からだと特急電車で50分くらいかかります。

車だと、九州自動車道みやま柳川インターチェンジからが近いですが、
鉄道だと、西鉄柳川駅(西鉄天神大牟田線)が観光の拠点になるでしょう。

有明海(ありあけかい)に面しており、
江戸時代のあたりは特に柳川城の城下町としてにぎわった街でした。

柳川の歴史(戦国終わりから~)

1600年頃 柳河藩の立藩
   ※柳河城周辺の掘割(水路)の整備や治水、開墾、交通網が
    大規模に整備され、美しい城下町を形成する
1871年 柳河藩は柳河県に(廃藩置県)、その後、三潴県に統合される
1876年 福岡県に編入
1872年 柳川城が、原因不明の火災(平井聖 監修『図説日本城郭大事典 3』)で
    主要な建物を焼失    
1954年 映画「からたちの花」公開(柳川出身の歌聖 北原白秋の子供時代を描く)
   ※映画内に出てくる、柳川の掘割での川遊びが注目され
     観光としての川下りを始めるきっかけとなった

現在、人口は約6万3千人あまり(2023年1月現在)。
掘割(水路)のある独特な街並みから、観光業がさかんなことはもちろん
有明海の恵みを受ける漁業や、米や麦を中心とした農業も大事な産業のひとつです。


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それでは、さっそく柳川名物のお話にうつります。

その1 うなぎせいろ蒸し

柳川名物のひとつ目は、うなぎのせいろ蒸しです。

うなぎせいろ蒸し

うなぎのせいろ蒸しは、『元祖本吉屋』(もとよしや)の本吉七郎兵衛氏が考案し
1681年(天和元年・徳川綱吉の時代)に世に送り出した料理です。
『元祖本吉屋』は、今でも柳川市に本店があります。

この料理の特徴は、うなぎを焼いた後、せいろで蒸すこと。

炭で焼いたうなぎの蒲焼きを、秘伝のタレを使ったご飯にのせた後に
せいろで蒸すのですが、
せいろで蒸すことで、よりウナギがふっくらと豊潤な味わいになり
ごはんも一層味わいが深くなります。

柳川はうなぎが獲れる?

柳川市は有明海に面しており、
柳川市を通る矢部川・筑後川などの淡水と海水が混ざることで
昔は、とても良質な天然うなぎがよく獲れていたそうです。

 『旧柳川藩史』(柳川藩は江戸時代から明治初期くらいまで)には
 “有名になりしは魚類にては 鼈(すっぽん) 鰻(うなぎ) どぢょう 赤腹魚(略)牡蠣”
とあります。

今は、天然物のうなぎは少なくなりつつあり、
食用のウナギは養殖物も多いですが、

   (参考:柳川市 柳川とウナギのページ

せいろ蒸しの料理は変わらずに愛され、柳川の名物となりました。

うなぎせいろ蒸しが食べられる老舗(一部)

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その2 柳川鍋(やながわなべ)

柳川のもう一つの名物は柳川鍋です。

柳川鍋 起源

柳川鍋は、どじょうとごぼうをたまごでとじた料理です。

どじょうは、うなぎよりもさっぱりした味、と表現されることが多いでしょうか、

うなぎ以外にも、どじょうもよく獲れていた柳川市では、
値段が手ごろだったこともあり、
滋養強壮、夏バテ防止の観点からも良いと人々に親しまれてきました。

柳川鍋の起源にはいくつか説があり

『たべもの起源事典 日本編』(岡田 哲著 筑摩書房 502ページ)には、

 「柳川鍋の起源は、
  江戸日本橋箔屋町の柳川屋(小料理屋)とする説、
  浅草千束村の小料理屋とする説、
  本所のうなぎ屋とする説、
  柳川(福岡県)で作られたという説がある」

と4通りの説が紹介されていました。

柳川鍋は、必ずしも福岡の柳川が起源というわけではないですが、
柳川でも食べられてきた郷土料理として
現在でも柳川のお店では、それぞれのこだわりの
柳川鍋をいただくことができます。

柳川鍋が食べられる老舗(一部)

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その3 街中の川下り

柳川3つ目の名物は、川下り(お堀めぐり、舟下り)です。

柳川 桜

柳川市内に入ると、あちこちに水が張り巡らされた
水郷都市としての風景が見られます。
それを、めいいっぱい感じられるのが柳川の川下りです。

川下りといっても、急流を通るわけではなく、
街中にはりめぐされた水路(掘割、ほりわり)を舟(どんこ舟)で
座ってゆったり移動する、1時間ほどの旅となります。

船頭さんが、長い棒をたくみに使って舵をとりながら
見えてくる柳川の名所や
柳川ゆかりの人物について話してくれます。

川下りを催行している会社はいくつかあり、

大東エンタープライズ

水郷柳川観光株式会社

城門観光

柳川観光株式会社

が代表的ですが、

沖端エリア周遊ショートコースだと
柳川リバー観光(株)白秋丸観光、マル江遊船などもありました。(2022年現在)

基本、乗合船で予約不要なところが多いですが
貸切や特別な船だと予約が必要なところもあります。
会社やイベントによって乗船場所(だいたい西鉄柳川駅から徒歩10分ほど)や
ルートが違うので、確認してみてください。

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下船場所は、西鉄柳川駅からかなり離れている所が多いですが、
会社によっては、自社の送迎バスの時間を案内してくれることもあります。
(下船時間ぴったりでは無く、バスが来るまで待ち時間はありました)
歩くと結構遠いので、路線バスかレンタサイクル、タクシーなどを
考えておくと良いかと思います。

なぜ柳川は水路があるの?

柳川はもともと湿地帯でした。
掘割(ほりわり、地面を掘ってつくった水路)を掘ったのは、
水はけを良くして居住地を増やすためだったそうです。
掘割を作ることで水害を防ぐこともでき、
掘割の水自体も、農業用水や生活用水として活用されていました。

柳川市のホームページによると、

江戸時代に柳川城の大規模修築時に城下町も整備され、
その時に、柳川の基本的な町割りができあがったと考えられているとのことです。
「柳川の道は、300年前の江戸時代の地図を見ても歩ける」
という言葉も聞かれます。

おみやげ・特産品

柳川名物をいくつかあげましたが、
おみやげとして持ち帰るならどんなものがあるでしょうか。

海苔製品

有明海は日本最大の海苔生産地です。(日本の海苔の約4割だそうです)
栄養たっぷりの淡水と海水が混ざり合う有明海は
干満差が大きいことにより、
海の恵みと太陽の恵みをどちらも十分享受できます。
それが上質なうま味を作り出すとのこと。

有明海に面する柳川市も海苔製品の生産を行っており
佃煮や焼きのりなど様々なお土産品があります。

うなぎ関連

うなぎ料理は市内でも食べられますが、
お土産用に、おにぎりやうなぎめしなど、
冷凍品や真空パックなどで販売されています。

柳川糸まりストラップ

柳川まりは、柳川では桃の節句に飾られている伝統工芸品です。
球体をつくり、一針ずつ刺繡を繰り返すことで柄を作り出します。

柳川まり おみやげ(柳川まり)

おみやげとしては、「二つ花」という代表柄を
小さな糸まりに仕上げたストラップが大人気です。

プチたたみ

柳川を含む福岡県筑後地方は、かつて、い草の一大生産地として有名でした。
時代の変化とともにい草の需要は少なくなっていき、い草を栽培する農家も少なくたってきています。
しかしながら、良いツヤがあり丈夫で弾力のある国産のい草と、
い草を扱う経験と技術は健在しています。
おみやげ品としては、お盆や飾り畳としても使えるプチたたみなどが売っています。

その他

柳川市京町に「柳川よかもん館」というおみやげショップがありました。

他、私が個人的に気になっているのはお菓子なのですが
柳川市旭町の「大松下の飴本舗」(おおまつしたのあめほんぽ)の飴です。

創業100年余りの老舗で、
もち米に麦芽を加えて自然に糖化させて作るので
砂糖をいっさい使っていない飴を販売しているそうです。
その自然な甘さを一度味わってみたいと思っています。

その他の観光スポット

北原白秋・生家・記念館

柳川で生まれ育った北原白秋。
その復元された生家が見学できます。
記念館では、白秋直筆の原稿や
生涯を追える資料が展示されています。

柳川藩主立花邸 御花(たちばなてい おはな)

柳川藩5代目藩主・立花定俶(さだよし)の私邸です。
7000坪の広大な敷地の中には、優美な庭園や
資料館(武具甲冑、茶道具などの展示)
西洋館などを見学することができ、宿泊できる料亭旅館もあります。

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樹齢200年以上の松の古木と岩で仙台松島を模した「松濤園」は
国指定の名勝で有名でした。
現在も立花家の方が運営されているそうです。

柳川ひまわり園

有明海に近いところに、約50万本が植えられているひまわり園があります。

柳川ひまわり園

だいたい7月中旬から下旬ごろの毎年違う日にちにオープンするので、
開花情報は、市役所観光課ホームページなどで確認する必要があります。
夜はライトアップもあるそう。

雲龍の郷

第10代横綱である雲龍久吉(うんりゅうひさきち)が、福岡県柳川市(筑後国山門郡大和村)生まれということで、
ここ雲龍の郷には、記念館や相撲ドーム(土俵)が設置されています。

横綱の土俵入りは、雲竜型・不知火型がありますが、
そのうち雲竜型の考案者が雲龍久吉です。

おわりに

こうみると、うなぎせいろ蒸し、柳川鍋、川下り以外にも
柳川の名物といえるものはいっぱいありました。

柳川観光の定番は、初めてならまず川下りをして、
そのあと、資料館めぐりやうなぎせいろ蒸し、柳川鍋などを食べるコースです。
川下りの執着地点が、資料館などに近いことが多いのと、
船頭さんにまず、柳川の色んな話が聞けるからですね。

ぜひ自分の柳川ナンバーワン名物をみつけに行ってみてください。

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