スーパーの品揃えって、その土地の特徴が良く出ますよね。
旅先のスーパーやコンビニで、ご当地もののお菓子を探すのを楽しむ人も多いと思います。
東日本にいた私が福岡県に住んでみて、他の県には無かった！と思ったスーパーのお菓子が結構あったので、紹介します。きっと福岡でしか（簡単には）買えないものもあると思います。
例えば、九州しょうゆ（甘味があるのが特徴）の味付けがされたスナックや、福岡生まれのチョコレート、それに定番の菓子パンなどなど‥。
どれも昔から愛されている人気のお菓子ばかりですので、お土産用にも自分用にも楽しめると思います。
【九州しょうゆ系スナック】甘じょっぱい味が癖になる
福岡県のスーパーには、「九州しょうゆ味」のスナックがあります。
九州のしょうゆは、他の地区で作られる醤油よりも甘味が強いのが特徴です。しょっぱいだけではない甘さもある九州醤油を、初めて口にしたときは、“さらっとしてるけどソースの味みたいでおいしい”と思いました。
「九州しょうゆ」味のスナックも、甘くてしょっぱいという一味違う味付けになるのでおすすめですよ。
見たことがあるのは、
・ポテトチップス 九州しょうゆ味（カルビー）
・じゃがりこ 九州しょうゆ味（カルビー）
・堅あげポテト 九州しょうゆ（カルビー）
・ミニサラダ 九州醤油味（三幸製菓）
などです。
じゃがりこだったら、定番のじゃがりこ（じゃがバターなど）と同じ棚に並んでいるので、探してみてくださいね。
ちなみに、ポテトチップスでいうと数量限定販売で「ポテトチップス 九州味自慢 八女茶と塩味（カルビー）」というのもありました。※八女茶は、福岡県で栽培されるお茶のブランドのひとつです。
【ご当地お菓子】関東ではきっとあまり売っていないロングセラー
『フレンチパピロ』（七尾製菓）愛されて60年
フレンチパピロは、福岡県北九州市の七尾製菓が作っているお菓子です。ザクザク食感のロール状の生地の中に、クリームがつまった焼き菓子となっています。
最初見た時は、見た目がコロン（江崎グリコ）の大きい感じっぽいかな？と思ったんですが、誕生はコロン（昭和45年誕生）よりも古かったです。フレンチパピロは、昭和37年から続く九州、福岡のロングセラー商品でした。コロンよりもクッキー部分の生地が分厚いので、クリームはあるけど甘すぎないローカルおやつとなっています。
『丸ぼうろ』（各社）佐賀銘菓だけど福岡のスーパーでも買える
丸ぼうろは、福岡県ではなく、佐賀県出身の銘菓（メーカーはいろいろ）です。なので、“福岡でしか買えない”‥とは言えませんが、福岡県のスーパーでも種類豊富に売っている、庶民的なお菓子です。
丸ぼうろは、カステラとマドレーヌの真ん中みたいな感じのほろほろ食感で、シンプルさゆえに、小さい子からお年寄りまで、幅広い年代に愛されています。
お土産物屋にも売っていますが、スーパーでも気軽に買えます。
『チロルチョコ』ミルクヌガーパック
全国区のチロルチョコですが、元は福岡県（現田川市）生まれです。
元祖チロルチョコは、チョコレートの中にミルクヌガー（キャラメルのようなもの）が入っていたのですが、九州では、これが写真のようにパックになって売られているのをよく見ます。このパッケージが定番商品になっていて、当たり前のようによく売られているのは福岡県周辺だけじゃないでしょうか。
パッケージに“九州発”の文字もあるので、お土産にもしやすいと思います。
その他
福岡県だけではないと思いますが、東日本ではあまり見かけない「おさつどきっ」（UHA味覚糖）も切らさずに売られています。あとは、鹿児島のお菓子「からいも飴」（冨士屋あめ本舗）なども珍しいんじゃないでしょうか。
あとは、冷凍「梅が枝餅」（読み方：うめがえもち）がよくスーパーに売っています。
梅が枝餅と言えば、観光名所でもある太宰府天満宮（福岡県太宰府市）の参道で売られている名物ですが、福岡県のスーパーでは、家庭でも食べられる形で売られているのをよく見かけます。
ポチップ
【菓子パン系】リョーユーパンって知ってる？
『マンハッタン』（リョーユーパン）
福岡の菓子パンの定番と言えば、リョーユーパンの「マンハッタン」です。
チョコレートをコーティングした固めのドーナツ生地で、見た目は太めのチュロスっぽいかなと思います。昭和49年から幅広いファンをもつロングセラー菓子パンです。
リョーユーパンは、現在、福岡県大野城市に本社をおく会社（グループの母体である唐津糧友製パン(株)は、佐賀県唐津市で発足）で、九州北部を中心にバラエティ豊富な菓子パンを製造しています。福岡県のスーパーの菓子パンコーナーには必ず置いてあるはずなので、見てみてくださいね。
ポチップ
『くろがね堅パン』 日持ち抜群なので防災食にもオススメ
くろがね堅パンは、福岡県北九州市のとってもかたい手のひらサイズのパンです。
本当に固いので、歯に自信が無い方は、コーヒーや牛乳にひたして少し柔らかくして食べるなどの工夫が必要なくらいです。
菓子パンというよりは、カンパンっぽい味が近いです。それでも噛めば噛むほど味が広がるのでたまに食べたくなります。
水分が少ない分、保存期間も長く、非常食として常備できるのもとっても良いです。今回は、2024年1月に購入したのに、賞味期限は2025年5月でした。必ず売っているわけではありませんが、福岡のイオン系スーパーではよくみかけます。
【お菓子以外】インスタントラーメンの種類に注目
福岡でしか買えないんじゃないかと思ったのは、お菓子以外にもいろいろあります。
例えば、とんこつ味のインスタントラーメンの「うまかっちゃん」は、
九州に愛されるインスタントラーメン（袋麺）として有名です。黄色いパッケージの定番うまかっちゃんなら見たことあるかもしれませんが、福岡のスーパーでは、定番以外にも
・からし高菜風味
・濃厚新味
・香ばしにんにく風味
・黒豚とんこつ焦がしねぎ風味
など、味のバリエーションがいくつか一緒に売られているのも注目すべきかと思います。
あとは、「味のマルタイ」という会社（福岡）の棒ラーメン（パスタのようなインスタントラーメン）も色々売られています。（麺の食感がおいしいのでおすすめ）
もつ鍋用のスープが定番品として売っているのも特徴でしょうか。（マルエなど）
スーパーの茶葉コーナーには、八女茶（福岡県）や知覧茶（鹿児島県）が必ずといっていいほど置いてあります。
おわりに
福岡県以外でも売られているのがあるかもしれませんが、福岡県以外ではあまり見かけないものを選びました。
お菓子といえば、東京土産としても有名なひよ子は、もともと福岡県で生まれました。
福岡県のゆめタウンなどのスーパーでは、テナントでひよ子が売られてることがあり、福岡限定&季節限定の「茶ひよ子」や、「苺ひよ子」が売られていたりしますので、これもおすすめです。
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