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フライ(揚げ物)で小麦粉を使う理由とは?

 
とんかつなどの揚げ物(フライ)を作る時は、
衣として、小麦粉を使うのが昔からの定番です。
 
手順としては、生肉に小麦粉をまぶして、
とき卵にひたし、最後にパン粉をつけて揚げます。
 
とき卵については、
つけるとパン粉がつきやすくなるのはわかりますが、
小麦粉はなぜつけなければいけないのでしょうか。
 
今回は、揚げ物(フライ)で小麦粉を使う理由について
紹介いたします。
 
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揚げ物(フライ)で小麦粉を使う理由

 
いくつかの質問サイトや、
料理本を調べたところ、なぜ小麦粉を使うのかが
わかってきました。
 
大きく分けて4つの理由があります。

その1 肉の旨みが溶け出すのを防ぐため

小麦粉には、でんぷん質の他に
たんぱく質も含まれています。

  ※片栗粉だと、でんぷんのみ
 
このたんぱく質は、
肉の水分を吸って、グルテンを作り、
グルテンは、熱で凝固して、
緻密な網目構造を形成した状態になります。
 
この網目構造は、頑丈なため、小麦粉を肉の表面につけておくと、
加熱したときに
肉から旨みが溶けだしてしまうのを防いでくれるのです。
 
旨みを肉にとじこめるので、
素材(肉)の味を保ち、ジューシーに仕上げることができます。

その2 揚げる時の油はねをおさえるため

小麦粉が、素材の水分を吸ってくれるため、
小麦粉をつけない衣と比べると、
揚げた時に油がはねにくくなります。

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その3 パン粉をより、つけやすくするため

小麦粉ととき卵がからまると、
のり状の、粘度あるつなぎとなり、パン粉がはがれにくくなります。
 
ポイントとしては、
余分な小麦粉は、はたいて落とし、なるべく薄く小麦粉をつけること。
 
これは、うまく、水分を吸収しないためでしょうか、
小麦粉は、つけすぎても衣がはがれやすくなります。

その4 揚げると香ばしくなるため

小麦粉のグルテンが作る頑丈な網目構造は、
歯ごたえのある固めの衣を形成します。
 
揚げたときの香ばしさは、肉の味との相性も抜群です。
 

小麦粉の代用として片栗粉を使うのは?

 
フライに小麦粉を使用する理由はありましたが、
ではここで、小麦粉のかわりに、
片栗粉を使用するのはだめなのでしょうか。
 
片栗粉は小麦粉と違って、
でんぷん質のみで、たんぱく質は含まれていません。
 
でんぷん質が作る網目構造は、
たんぱく質が作る網目構造よりもゆるいため
揚げたときに小麦粉で衣をつくるよりも水分がぬけやすく、
食感が、柔らかくさくっとしたものになるのだとか。
 
あえて、そういう食感を作るのもおもしろいなと思います。
 

おわりに

小麦粉の代用でいえば、
とき卵と小麦粉を、マヨネーズひとつで代用できるそう。
 
マヨネーズをつけたあとに、
パン粉をつけるだけなので、忙しいときに便利ですね。

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