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落し蓋の役割とは

落とし蓋(おとしぶた)は、野菜や魚などの煮物料理を作る際に
鍋の中の材料の上に、直接のせて使うものです。

木製やステンレス製の蓋の他、
紙やアルミホイルで作成したものなど様々な種類がありますが、
その落とし蓋には、料理をする上でどんな役割があるのでしょうか。

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落とし蓋の役割

落とし蓋を煮物で使う時には
次のような役割があります。

・水分の蒸発・表面の乾燥を防ぐ

落としぶたがフタの役割をすることで、
鍋の中の水分が蒸発するのを防ぐとともに
煮汁から顔を出した具材が乾燥するのも防ぎます。

・保温効果

鍋の中の空間が少なくなるので、熱が有効に使われます。

・煮汁を対流させ、短時間で味をつける

鍋の中の煮汁が、落とし蓋にぶつかって落ちることで
煮汁の対流がおきることになります。
その対流によって具全体に煮汁がまわるようになり
より短い時間で味を染み込ませることができます。

・煮崩れの防止

上から具材をおさえるので
具材が煮汁の中で動くのを防ぎ、煮崩れを抑えます。

落とし蓋は、短時間でさっと煮る必要がある
煮魚を作るときにもよく使われます。

煮魚を美味しく作るには、

・魚のタンパク質を熱ですばやく凝固させる
 (旨味成分であるイノシン酸を閉じ込めるようにするため)

・加熱すると魚の身がほぐれやすいので煮崩れに気をつける

・少ない煮汁で煮る(うまみの溶けだしを抑えるため)

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・生臭さをとる
 (生臭さのもとであるトリメチルアミンなどは熱で揮発する)

などのいくつかのコツがありますが、

熱を有効利用し、煮崩れを防ぐ機能のある落とし蓋は
煮魚調理の必需品と言ってもよいでしょう。

落とし蓋の種類と特徴

落とし蓋はいくつか種類があります。
それぞれの役割と特徴を知れば使い分けることもできます。

・木蓋

適度な重さがあるので、
鍋の中で具材が動かないようおさえたいときは特に活躍します。
木蓋のうえに重石をのせて、おさえる力を調整することも可能です。

・ステンレス製

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洗って使える上、
鍋の大きさに合わせて伸縮するので便利に使えます。
木蓋よりも、匂いや汚れがつきにくいのも特徴です。

・アルミホイル、クッキングシート、キッチンペーパー

既製品の落とし蓋を持っていなくても
代用品として手軽に作って使えます。

上から具材をおさえる効果は弱いですが
使い捨てができるので、
魚を扱うときなど、落としぶたに匂いがうつるのが嫌な時にも使えます。

特にキッチンペーパーは、煮汁が紙に吸収されるので
具材表面の乾燥もしっかり防ぎます。

おわりに

キッチンペーパーの落し蓋については、
黒豆を煮るときには特におすすめです。
(煮る際に空気に触れさせないので、黒豆にしわがつくのを防ぎます。)

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