火中の栗を拾うの意味は?使い方は?


火中の栗を拾う」(読み方:かちゅうのくりをひろう)という
慣用句があります。

意味は、

自分ではない他の人の利益のために、
危険を冒(おか)して、ひどいめに遭(あ)うこと

です。

語源や使い方などについて調べましたので紹介致します。

※このことわざとは直接関係ありませんが、
 焼き栗を取り出している映像がYouTubeにあったので、
 紹介させていただきます。(音がでます↓)
 
 とても熱そうですがおいしそうです。

火中の栗を拾うの語源は?


この言葉の語源は、ラ・フォンテーヌによる
フランスの寓話「猿と猫」(Le singe et le chat)でした。

それは次のようなものです。

ある日、1匹の猿と猫が
暖炉の前で栗が焼けるのを見ていました。

猿は猫に言います。

「君ならきっと、
 暖炉の火の中の栗も、上手に取り出せるんだろうね。」

猫は、猿におだてられてその気になり、
前足を使って、
何とか火の中から栗を3個取り出すことに成功しました。

しかし、猫は大きなやけどを負ってしまい、
しかも、取り出した栗は猿が食べてしまいます。


猫は猿におだてられて、危険を冒したものの、
猫にとっては踏んだり蹴ったりといった結果になっていますね。

日本でも、“さるかに合戦”という民話で、
囲炉裏で熱くなった栗が猿に火傷を負わせる場面がでてきますが、
日本同様、フランスでも栗は昔から食べられていました。

ちなみに中国では、
「火中取栗」(かちゅうしゅりつ)という言葉で
日本と同じ意味で使われているようです。

使い方は?例文は?


火中の栗を拾うの使い方としては、

「誰か」が火中の栗を拾う

と、主語がわかるような使い方をすることが多いです。

例文としていくつかあげてみます。

・これはあの人の問題なのだから、
 あなたがあえて火中の栗を拾う必要はない。

・将来の損失が見えているのに、
 A社に加担するのは、火中の栗を拾うようなものです。

・たとえ火中の栗を拾うことになろうとも、
 私は落ち込んでいる友人Bの手助けをしたい。

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